2008.10.29 Wednesday
株安・円高・原油安をどう思うか |
このところの世界の情勢はちょっとおかしい。
1928年だったかな? あの世界恐慌を例にあげて、いかにも同じことが起こっているような騒ぎ方だが、果たしてそうなんだろうか。 今日の毎日新聞(朝刊)経済観測を読んで共感を覚えた。 【円高・原油安をどう見る】 (株安は敢えて表現していない) ◇円高に振れると即景気が悪くなると言うのは果たして正しい のであろうか。確かに輸出に依存している自動車や電機の業界 はそうであろう。しかし、原材料を輸入に頼っている業界や消 費関連見れば、円高の方が収益的に良い筈だ。 [円高=不況という過去の常識から決別すべき] ◇原油についても140ドルまで上昇していく過程では、物価が 上がって消費が低迷すると大騒ぎ、今度は半分の価格に下がっ ても無視しているかのごとくだ。 原油価格が上昇の過程で値上げが追随していなかったから遅れて 末端消費価格は上がるなんていう論調まである始末。 値上げが遅れたのは、それに見合う需要の強さが無かったわけで そうであるなら原価が下がったらむしろスムーズに下がるとみた ほうが良いのではないか。 [原油価格の下落は我が国経済にとってかなりの朗報であり、 この点を素直に認めるべきではないか。] しろうとの私でも、ちょっとこのところのマスコミの取り上げ方は おかしい(記者諸君の知恵が・・・ようになってきたんでは?) 気がする。 |