2007.02.25 Sunday
あうんの呼吸 |
『あうんの呼吸』多分耳にしたことがある言葉だと思う。
スローライフに入って晩ご飯の仕込みは極力手伝うようにしている。 (万一、放り出されても自活できるようにするための準備とでも・・・。) 包丁の扱いには慣れているものの、最初のころは「次は何?」と要領を得ないことが意外と多かったが、最近では『あうんの呼吸』でやれるようになってきたようだ。(本当かな? ちょっと言いすぎかな。) ところで、この『あうんの呼吸』とは? ・二人以上で何か一つのことをするとき、微妙なタイミングも多くを語らずピタリと気持ちが一致しておること。 こんな解釈のようだ。 今日の夕食を終えて、ふと思ったんで書いてみた。さらに『あうん』について書いてみよう。 これが【あ(阿)】 この像が【うん(吽)】 この写真は先日、「斑鳩(いかるが)・聖徳太子の道を歩く」(毎日放送主催)で撮った法隆寺の仁王像 あうんは阿吽と書く。インドの古語のサンスクリット語の[a」と「hum」の音に漢字を当てたもので、口を開いて出す音と閉じて出す音の組み合わせにより、呼気と吸気の意味を持つ。 最初から最後まですべてにおいて呼吸の合う、心の通じ合った関係と言うわけ。 奥さんとは心を通じておかないと、近い将来お世話いただけなくなっても困るよね。大事にしましょう。 この仁王像だけでなく、神社の狛犬(獅子)の玉を咥えた(開口)ものと閉じたものが対になっているようだ。 最近の世相を見ると、古来日本人の持っていた相手をおもんばかること、心を通じ合うことがだんだんと疎遠になってきているようなきがするが。 「おい新人! ラインはいいから空気読め。」 これは今年のゴルフ名言(迷言)で最優秀賞の作品だが、まさに言いえて妙、ゴルフだけでなく周りの空気(雰囲気)を察知する洞察力がちょっと足らなくなりつつある。 自殺まで追いやるイジメなどその典型だ。その原因のひとつに親父の権威の失墜、そこから発するわがまま放題の子育て(甘やかし)がありそうだ。 こう言う私こそ、唯我独尊にならないよう気をつけることにしよう。 |