2007.06.10 Sunday
北陸から白山、白川郷を訪ねて−その2 |
昨日のブログに続いて旅行2日目の様子を記す。
泊まりは加賀の山代温泉・かんぽの宿を利用した。 かんぽの宿は、昨年四国88ヶ所を回ったときに道後のかんぽの宿を利用してなかなか良かったんで、その後山陰の皆生、そして今回の山代と3回目(3宿目)の利用となったもの。 旅館での出来事をひとつお話ししましょうか。 露天風呂のついた大浴場での話し・・・。 ご高齢の方がひとり入浴中、温まったところで洗い場に行き洗っていると、かのご老人が「ちょっとお伺いしますが、蛇口の湯加減はよろしいか?」 私、「?? ええ、いい加減ですよ。」 ご老人、「私のところは水ばっかり出て、一向に温うならんのですが・・・」 私、「???、! あっ! ここを回してお湯の温度調節をせにゃ温うならんですよ。」 ご老人、「あっ、さよか。よう見えんで・・・。水ばっかりでこまっとりました。おおきに。」 旅慣れていると思われる高齢の方でも風呂場の装置がいろいろ有るんで、こんなやりとりも出てくるんだな、ひとりニヤニヤしてしまった。 そのあとがまたひと笑い。そのご老人の洗う姿をみると右足を窮屈そうに上げて湯を出す弁に乗っけてシャワーを浴びていた。 ここの洗い場の装置は1回押すと一定量が出て止まるもの。 何回も押すのが邪魔くさくて連続して湯をだすのにそんなしぐさを見せてくれていたんだ、まいった、まいった。(格好を想像してみてください。) つまらん話を長々とすみません。 ということで、朝湯、朝食を済ませ一路『白山』を目指す。 白山スーパー林道は雪解け整備を待って6月5日に開通したばかり、ゆっくりと渓谷美を眺めながらと行きたいところながら、くねくね道を運転しながらではそうもいかない。ところどころ見所で停車し新緑、滝、雲海そして雪渓と景観を堪能。 そして世界文化遺産・白川郷へ。 かつては我がふるさとにも沢山見かけたかやぶき屋根の家々、日本の原風景を見学。 かつて見かけたと言ったが、これらの構えを維持するのは並大抵ではない。 だから各地で見られた風景が廃れてしまった。 この地がこのようにして残ったのはどうしてなのかな。 単に廃れる時期が遅く、そのうちに原風景を維持しなくては・・・になったのではないだろうか。 勝手な想像は控えよう。 海外の古い遺跡や街を見るのも良いが、日本にも古き良き時代の風景、原風景が残っている。維持するのは大変だが大事にしたいものだ。 ・『熊に注意!』の看板もある森の散策、まさに森林浴 ・勇壮な滝も随所に ・残念ながら『白山』の雄姿は見れなかったが、どうです この雲海 ・そして『白川郷』 |