2015.06.03 Wednesday
笹巻きが届いた |
またまたブログをさぼってしまった。
今日、実家の弟夫婦が『笹巻き(ちまき)』を手作りし、送ってくれた。 ありがたい。早速懐かしい味を堪能させてもらった。 もともと実家(出雲地方)ではひと月後れの端午の節句に、この笹巻きを作っている。新暦の端午の節句(5/5)ごろには、ちまきにするような笹がまだできていないころだ。柏餅の柏の葉も同様だ。 思うに、桃の節句、端午の節句、七夕、お盆など大半が旧暦に近いひと月後れだったような気がする。 私も年取ったせいか、このような昔懐かしいものに出合うとホッとするし、ホロッとするようになった。お菓子屋でちまきは売ってはいるが、昔から作っている実家のちまきとはかなり違う。 幸いに、こうやって「田舎の味」を味わえることに感謝だ。とは言え、これからは継承されずに消えていく運命にあるものが多いことだろう。 『和食』が世界遺産に登録されたことはうれしい限りだが、日本の各所で伝えられてきた行事や食文化はどこまで継承されるのだろうか。 あと50年もすれば何割もの市町村は消滅すると言われている。 私も田舎から出てきて帰らずに都市部の片隅で生活している身で偉そうな口はきけないが、地方を含め日本の文化を伝えていくすべはないものだろうか。 |