2009.11.18 Wednesday
沈まぬ太陽(映画鑑賞) |
例によって、雨の日は読書ならぬ映画鑑賞に出かけた。
(昨日のこと) 今、話題の作品【沈まぬ太陽】山崎豊子さん著の名作。 約3時間20分と映画にしては長い作品ながら、見ごたえは十分にあった。 帰って早速、かつて読んだ同著を引っ張り出して見た。 新潮社版 定価:¥1,600(税別) 第1巻のアフリカ編・上の巻末を見ると、発行1999年6月25日 最終巻(第5巻)会長室編・下は 発行1999年9月10日 そして巻末記に、 *この作品は、多数の関係者を取材したもので、登場人物、各機関・組織なども事実に基づき、小説的に再構築したものである。 但し御巣鷹山事故に関しては、一部のご遺族と関係者を実名にさせて戴いたことを明記します。 このように付記されていた。 この作品の映画化に当たって、日航と角川映画と水面下でもめていることは読んだことがある。 そうだと思う。国民航空は明らかに日本航空のことであり、御巣鷹山事故は現実だ。 それよりも何も、前述したとおり、この作品は1999年、即ち10年も前に書かれた作品で、ドロドロした企業そして政治家の実態をさらけ出したものだ。 10年以上も経って、まだ(日航が)立ち直っていない実態をどう受け止めたらいいのだろうか。 国策企業だから・・・・では済まされないのではないかな。 |